なかなか自宅での学びの習慣が身につかなかったり、勉強をしていても集中することができない小学生。

まずは自宅での学ぶ環境を整えていくことが大切ですので、勉強をする場所・時間などを考えて学びやすい環境をつくっていきましょう。

勉強の環境をつくっていく中で、勉強をする場所が散らかっていたりゴチャゴチャした場所だと集中をして勉強をすることができませんので、自分で整理整頓をする習慣・片づけをする習慣を身につけていくようにしたいですね。

日々の生活から整理整頓をする習慣づけをしながら、勉強机の上も学びやすくお片付けができるようにしていこう。

効率よく勉強をするために大切な習慣

勉強机

安定した学習習慣を定着させていくために学びの環境を整えていくことがとても大切。

充実した効率のいい勉強をするためには集中できる環境をつくっていく必要がありますし、勉強モードへの気持ちのスイッチもしっかり切り替えていくために、整理整頓された学習環境は必須です。

例えば消しゴムで消したいのに散らかっていてどこに消しゴムがあるのかわからなくなってしまったり、マンガやゲームなどの誘惑が側にあると気になって集中して勉強ができません。

整理整頓や片付けの習慣作りは、勉強の習慣作りに直結をすると思います。

片付けのコツ

片付くをするということは「必要なものを整理」して「使いやすく配置をする」ということです。

自分が学びやすい環境をつくっていくこと、整理整頓をして使いやすくすることを考えて片づけをしてみましょう。

★ 片付けの目的を考えてみよう

まずは片付けの目的を考えてみましょう。
「勉強ができるようにスペースをつくる」「使いたいものがすぐに分かるようにする」「集中できるように勉強道具以外は机に置かない」など、片付けをする目的やねらいを考えていくことで、どういった感じにしていきたいのかを想像してみよう。

★ 必要なもの・不必要なものを分ける

必要なもの・不必要なものに分けてみましょう。
不必要なものはまとめてほかの場所に移したり、捨てるものやしまっておくものなどしていこう。必要なものを選別することで整理整頓をやりやすくしていきます。

★ 必要なものをグループに分けてみる

必要なもののなかから「勉強に使うもの」「学校で使うもの」「調べ学習で使うもの」など自分なりにグループを分けてみましょう。グループ分けをしておくことで、同じグループのものを一つの場所にまとめることができるので、いざ必要な時に見つけやすくなります。

★ 配置する場所を決めよう

グループ分けしたものの配置をする場所を決めましょう。この時に考えていきたいことは、良く使うものから順番に取りやすい場所に配置をすということ。手が届く範囲に勉強に必要なものを配置したり、良く使うものは一番手元の引き出しにしまったり、自分なりに使いやすい・取りやすい場所を置き場所として決めていきましょう。

★ 再度不必要なものを選別

上記のように必要なものの配置を考えて片づけができたら、再度不必要なものが出てくることがあります。一旦必要だと思っていても今は使わないものやもう使うことがないものもあるでしょう。補完をしていくのか、処分をしてしまうのかも含めて再度不必要なものを選別してみよう。

片付けの時間をつくってみよう

一回片付けても継続して片づけをする習慣を身につけないとまた散らかってしまうことになります。

例えば「毎週日曜日の〇時から片づけをする時間」というように決め事として片づけをする時間をつくってみるといいと思います。

その時に、子供だけでなく親も一緒に片付けをする時間にしていくと良いでしょう。子供は親の姿を見て成長をしていきますし、「お父さん・お母さんも片づけをしているから頑張ろう!」と前向きに片づけをすることができるようになります。

「片づけなさい!」と怒るよりも、親子で一緒に片づけるスタンスの方がスムーズです。

戻す場所・片付ける場所を決めよう

散らかしたものを片付ける場所を決めたり、片付けボックスなどを用意して入れるようにする。

場所を決めておかなければ、単に移動しただけで結局片付けができていないことがありますので、片付けをする場所やしまっておく場所を決めていくことが大切だと思います。

お片付けグッズを子供と一緒に選んでみるのも楽しいですし、自分で選んだグッズであれば愛着もわいてくるでしょう。

親の考えを押し付けない

子供自身が自分の好みでレイアウトをしたり整理整頓をしたことに対して、「これは良くない!」「やり直し!」というように頭ごなしに親の意見を押し付けないようにしましょう。

子供は自分なりの整理整頓や片付けをしたのです。自分なりのやったからこそ充実感も出ると思いますし、適時配置換えなどを楽しむこともできます。

それでも上手にできていない時は「ここをこうしてみるといいかもね」「こうすると使いやすいかもよ」というように、子供の考えを否定しないような言い方でアドバイスをしてみましょう。

自主的な片付けの習慣をつくっていくためにも、子供自身で考えて行動をさせていく癖をつけていこう。

良い習慣作りを!

片付けはもちろんですが、日々の生活のなかでも良い習慣作りをしていきたいですね。

良い習慣作りは健康的な生活をすることができますし、自分でできることは自分でやる習慣、何かにチャレンジをする意欲、そして自立した学習習慣へとつながっていきます。

まずは、保護者がお手本となって良い習慣をみせてあげましょう!

勉強面だけに悩むのではなく生活全体から見直していくと、良い勉強の習慣をつくっていくヒントがあるはずです。