読書

「読解力」とは文章を読んでその内容を理解・利用・熟考する力です。

テキストや文章を正しく理解できる力、内容を要約したり整理する力、意味を熟考することができる力、自分の意見を論じることができる力などが求められていますが、まずは小学生では文章を読んで正しく内容を理解することが大切なステップだと思います。

「読解力」は国語の教科学習だけでなく、例えば算数の文章問題や他教科の解説・説明など、そして日常生活においても様々な場面で必要になってくる力と言えます。

学力をしっかりと育てていくためにとても大切な力ですので、読解力を高めていく取り組みをはじめてみましょう。

読解力を高めていくための取り組みなど

小学生

「読解力」を高めていくための取り組みなどを考えてみたいと思います。

小学校低学年からも取り組むことができるので、習慣的に「読解力」を伸ばしていく取り組みをはじめてみよう。

沢山の文章に触れていこう

「読書の習慣を身につけよう!」とよく言われますが、読解力を高めていくためには読書はもちろんですしたくさんの文章に触れていくこと、たくさんの文章を読むことが大切な事です。

様々なな文章を読むことで、語彙力も高まりますし多様な文型のバリエーションに触れながら想像したり考えを深めたり様々な知識に触れる機会が増えます。

沢山文章を読むことで文章を読み解いていくコツや深く考えていく習慣、登場人物の想いや気持ちを理解したり、筆者が伝えたいことや主張したいことなどぉ把握できる力が身についていきます。

読書をする習慣はとても素晴らしいことだと思いますし、日常生活でも新聞を読んだり、ニュースを見て考えたり、マンガを読むことだって効果があると思います。

まずはたくさんの文章に触れていくことで、読解力を高めていくファーストステップを。

調べる・考える習慣

たくさんの文章を読んでいるとはじめての語句・単語・漢字などが出てきます。都度そういったものを調べる習慣を身につけていくようにしていきましょう。

自分で辞書を引いたりインターネットで調べてみるのもいいですし、親に聞いて説明をしてもらってもいいでしょう。保護者としてはその環境をつくってあげることが大切です。普段の生活から質問を聞いて答えてあげる環境をつくったり、調べ物ができるように辞書やタブレットなどを用意したりしてみましょう。

語彙・表現などが増えることで、より文章を創造したり考えて整理していくことができるようになりますので、分からない言葉をそのままにしてしまうのではなく、調べたり考えたりする習慣をつくっていきましょう。

要約・整理をする

文章を読んで理解しただけでは「読解力」が身についているとは言えないと思います。

文章の意図や考えを正しく整理したり、筆者や登場人物の想いや考えを要約してアウトプットしていくことで「読解力」はしっかりと身についていきます。

例えば物語文の場合は「いつ」「どこで」「だれが」「何をした」という部分を確認したり、場面と場面を比べる、起承転結を確認する、主人公の気持ちを読み取ったり変化のきっかけや関係性に注目する、自分だったらどうするのかや登場人物に対してどう思ったかをまとめてみる、など。

説明文では、問いと答えに注目、まとめ事例の関係性に注目、段落の要点をまとめる、自分の考えや例を考える、意見や内容に対して反論・納得、どうしてそうなのかの理由を書く、全体の要約、など。

段階的に取り組んでいくことで徐々に深く考えたり理解・整理ができるようになって来ると思います。

楽しい・興味がある文章に触れていこう

読書や本を読むのが好きな小学生はいいですが、読むのが苦手だったり活字になれていないとなかなかたくさんの文章に触れていくことが難しい。また長編の文章や本を読むのもめんどくさくなってしまいますし、集中力もそれほど長く持続するものでもありません。

だからこそ、楽しい内容の本や自分が興味・関心のある分野の本から文章を読むことに慣れていきましょう。

好きなことだからこそワクワクしながら読むことができますし、もっと知りたいという知的好奇心も膨らんできますので文章をたくさん読む習慣へと導いてくれます。

慣れてきたら違う分野の本を読んだり、長い物語を読んでいけばいいのです。

まずは文章を読むことや活字に慣れていくこと。本を読んだり文章を読むことは楽しく面白いことだという感覚を大事にしてみましょう!