学校行事や課外活動などで忙しいと、ついつい学習は後回しになってしまいます。忙しい時にあまり無理をしすぎてもよくありませんし、疲れていれば集中できずに効果的な学びができません。
だからといって勉強を疎かにすることもできませんし、生活習慣や体調も考えながら負担をかけすぎないようにしなければいけません。
学年や成長によって優先するべきものが変わってくると思いますが、健康的な生活リズムのなかに効率よく学習を組み込んでいけるように工夫をしてみましょう。
忙しい時こそサポートをしよう
忙しい時に「勉強しなさい!」と言われると子供もイヤになってしまうので、子供の体調や生活を考えてサポートをしていくことで効果的な学びを進めていきましょう。
特に高学年になれば学校行事でも先頭に立ち主役となる場面も増えてくるので、学習のペースが乱れてしまうことも多々あると思います。
学校行事で疲れてしまったり、スポーツ活動や習い事などで勉強をする時間が確保できないときは、学習の工夫をして継続した学びを!
こんな学習の工夫
それではいくつか忙しい時だからこその学習の工夫を紹介したいと思います。
・1週間や1ヶ月単位で考える
毎日○○分というように学習時間を決めて取り組んでたとしても、忙しいと思うように勉強ができません。平日が忙しい時は週末に学習ができるように予定を緩やかにしてみたり、1週間や1か月単位で学習する範囲を調整していくといいでしょう。
学校行事や習い事などに合わせた週単位の学習時間の確保をすることで、無理のない学習サイクルをつくっていきましょう。
・計画やスケジュールを立てる
1週間のスケジュールをつくってみると学習時間を確保できる時間や日時が分かるようになります。実際に子供と一緒に予定を書き込んでみて、余裕やゆとりをもって勉強をすることができる時に効率よく学習を組み込んでみましょう。
計画を立てると、その通りに実行していこうという気持ちも芽生えますし、約束事として自立的な成長を促していくこともできます。
・早めの行動
やらなければいけないはずなのに、ついついダラダラしてなかなか勉強を始めることができないときは、5分前行動や10分前行動のリズムを身につけてみましょう。
決めた時間の少し前にアラームを設定して行動したり、のんびりムードをなくして”やるときはやる!”という習慣を定着させてみましょう。
・声がけも大切
忙しくてもやらなければいけない宿題や課題などもあるので、適時声がけをして勉強を促していくことも大切です。
「勉強をやりなさい!」「ちゃんとやったの!」という強い口調よりも、「がんばろうか!」「頑張ってるね」というようなプラスの言葉をかけてあげるほうが効果的です。
さらに一緒にリラックスする空間をつくったり、話を聞いてあげることもやる気へとつながるでしょう。
・こまめなチェックとサポート
「今日の宿題は?」「どのくらいの時間で終わるかな?」というように子供に聞いて一緒に寝るまでの時間の計画を立てる。こまめに子供の様子を聞いて適時進捗具合などを確認していきます。
そのうえで、学習が終わるように導いてあげたりやるべきことを示してあげましょう。
負担をかけすぎないようにしよう
学校行事や課外活動・習い事などで忙しいと身体的にも疲れがたまり精神的にも疲弊してきます。そういった状態の時に「勉強をやりなさい!」と言われても当然やる気が起きるわけがありません。
勉強を大きな負担に感じてしまったり、勉強をやることで身体的にも負担が掛かりすぎてしまうことはよくありません。
疲れている時は体を休めることを優先させていく必要もありますし、精神面のフォローも必要になってきます。
子供に負担が掛かりすぎないようにしっかりとサポートをしていくこと、一緒に学びに関わっていくことが大切で、忙しい時こそ学習の工夫をして無理のない学びを進めていくようにしましょう。