子供の学力を育てていく方法は様々だと思いますが、多くの家庭で取り入れているのが学習塾と通信教育ではないでしょうか。

一方は塾へ通って学びの場で学校外の学習をすることができ、一方は家庭での学びを宇充実させて習慣的な学びや意欲を育てていくことができます。塾と通信教育を併用して取り組んでいる小学生もいると思いますし、それぞれ目的に合わせた活用をすることが確かな学力を育てていくカギとなります。

どちらのほうが優れているというよりも、それぞれの目的や学力などに応じた学びをすることが大切な事。

今回は学習塾と通信教育の違いをピックアップしてみるので、子供に合った学習スタイルを探す参考にしてみましょう。

学習塾と通信教育の違いなど

勉強

いくつかの視点から学習塾通信教育の違いを考えていきたいと思います。

学習塾・通信教育それぞれにいろんなスタイルがあるので一概には言えない部分もあるかもしれませんが、学習法や取り組みなどを考えてより子供に合わせた選択をしていくようにしましょう。

学習内容について

◆ 学習塾

塾ごとに様々です。進学塾・中学受験塾では学校よりも基本的に先取り学習をすることになると思いますし、補強塾などでは学校授業に関係なく個人の学力に合わせた学びをするところもあると思います。学校授業と並行して取り組んでいくというよりも、それぞれの学力・目標・目的などに応じた学習内容で取り組んでいくことが多いでしょう。

◆ 通信教育

通信教育では基本的には学校授業ペースに合わせた学びをすることができます。さらに教科書準拠で利用している教科書内容に沿った内容で学んだり、学校授業の復習や予習への活用などをしやすくなっています。じっくりと学びに向き合ったり学力に合わせて自分なりの無理のないペースで取り組んでいくことができるでしょう。

学習習慣について

◆ 学習塾

曜日や時間が決まっているので強力な学習のペースメーカーとなる学習塾。通塾をすることでやる気スイッチを入れることもできますし、塾での友達や先生との関わりもあるので楽しく勉強をすることができたりと意欲面においても効果的なところがあります。

◆ 通信教育

自分なりのペースで自分なりの学習計画で学んでいくことができます。さらに教材ごとに意欲ややる気を引き出し継続させていく仕組みもあるので、学び意欲を育てながら自分なりの学習習慣を定着させていきます。保護者のサポートも必要になる面もあるので、積極的に子供の学びにかかわっていきましょう。

費用面について

◆ 学習塾

塾の形態や受講する教科数などで月数千円~数万円など毎月の費用は幅があります。例えば中学受験塾などでは1年間の相場が学年×10万円とも言われていますが、補強塾などでは年でも数万円~通塾することが可能です。高いレベルや受講教科が増えれば必然的にコスト面でも高くなる。

◆ 通信教育

毎月の受講費は千円程度~5千円程度になっています。毎月の講座がタブレット上に配信されたり、テキストや教具が自宅に送られてきたり、学習のリズムも作りやすいですしリーズナブルな金額なので受講をしやすいと思います。

保護者のサポートについて

◆ 学習塾

塾への送り迎えやお弁当作りなどの通塾に関するサポート、さらに学習面においても競争によるストレスへのケアや家庭での学習のサポートも必要になってくると思います。

◆ 通信教育

基本的には低学年では保護者がサポートをすることが前提の教材が多くあります。タブレット教材では低学年であっても一人で理解しながら学び進めていくことができるシステムになっていますが、適度なサポートは必要。さらには声掛けや定期的な学習進捗のチェックもしていきたい。

負荷を与えすぎない学習を!

学習塾でも通信教育でも子供に負荷がかかりすぎないようにしていきましょう。

どちらもメリットがありデメリットもあると思いますが、一番は子供の事を考えて一緒にどんな学習法がいいのかを選択していくのがベストです。

学習塾に通いながら家庭では通信教育で勉強をしている小学生もいますので、状況に応じて最適な学びができるようにいろいろな学習法や教材を適時チェックしておくことをおすすめします。