学校や塾、習い事、地域行事や家族の用事など、家庭学習をする時間がなかなか作れなかったり、疲れてしまって勉強をする気持ちが起きなかったりするときもあると思います。
「勉強をしなさい!」「もう勉強は終わったの?」と口でいくら言ってみても、逆に「わかってる!」となって気持ちが沈んでしまうものです。
忙しかったりやる気が起きないときにどういったサポートをしていくから大きな悩みになっている保護者も多いと思いますので、効率的に学習を進めていくための工夫や取り組み方などを考えてみたいと思います。
効率的な学習法
小学生のうちに身につけておきたい学習習慣や自発学習や自立的な学びなどのなどの学習に向かう姿勢。
しかし学校行事や習い事などで疲れているとなかなか確かな学習ができなくなってくるもの事実。学習とのバランスがうまくいかずにそのままにしてしまうと、勉強をすることに対してマイナスのイメージがついてしまったり、「面倒だからやらなくてもいいか」と思うようになってしまいますので、忙しい時でも効率よく学習をしていくようにしていきましょう。
いくつか効率的に勉強をするための工夫や取り組み方などを考えてみます。
スキマ時間を有効的に利用
忙しかったり疲れていたりするとなかなか長時間勉強することが難しくなります。集中力も続きませんしイヤイヤやっても実にはなりません。
スキマ時間学習のように短時間で少しづつでもやる習慣をつけたり声掛けをすることで効率的な学びをすることができると思います。少しでも”勉強をやった!”ということが大切で、本当に疲れてしまう前に打ち切ることで勉強へのイメージも悪くなることはないでしょう。
例えば1日のうちで10分ぐらいの勉強を数回に分けて実践していってもいいと思いますし、まずは机に向かう習慣を短い時間でも身につけていくことが大切な事です。
週単位・月単位で計画を立ててみる
例えば毎日学校から帰宅後のタイムテーブルをつくっていたり細かく学習計画を設定していても、その通りになかなか行くことはないと思います。もちろんそういった計画や生活リズムは大切な事なので、タイムテーブルなどは積極的に導入していってほしいのですが、あまりそれに縛られすぎてしまうと逆効果になってしまうこともあるので注意が必要。
特に忙しい時はタイムテーブルの通りに過ごすことができないことが多いと思います。
勉強面に関しては週単位・月単位で範囲を決めたり計画を立ててみると効率的な勉強ができるのではないでしょうか。1日1日だとどうしてもこなすことが難しくても、1週間・1ヶ月単位で範囲を決めて自由に取り組めばいいと思います。
優先順位を決めて取り組む
忙しい時以外でも毎日の勉強でも実践しておきたいこと。
何を優先的に勉強をしなければいけないのか、どこから手を付けていけばいいのかを明確にして、優先順位の高い順に勉強をしていくことで効率的な学習環境をつくっていきましょう。
例えば、「宿題」→「授業の復習」→「ドリル」というような大まかな優先順位を決めていくだけでもいいと思います。
さらに苦手教科から勉強をスタートしたり、漢字練習から毎日勉強をするというような個別のルールを決めてもいいでしょう。
前倒し行動を徹底してみる
決められた時間に勉強をしようと思ってもやる気が起きなくてなかなか取り組むことができないこともあります。
日々の生活のなかでも10分前行動などの前倒し行動を徹底させていくことで、早め早めの準備や行動ができるようにしてみましょう。
勉強面だけでなく生活面でも大きな成果が期待できるので、例えば毎朝準備が遅い児童や寝る時間がルーズになってしまう児童などにも効果的だと思います。
ついついのんびりとしてしまう子供は、ぜひ前倒し行動を徹底してみましょう。
兄弟・親と一緒に勉強
やる気が起きなくても誰かが一緒に勉強をすることで学びを促していきます。
例えば弟がきちんと勉強をする姿を見て自覚が芽生えることもありますし、逆に兄の学ぶ姿を見てお手本にすることもあるでしょう。
親が寄り添っていくことも必要なことだと思います。特に低学年は丸つけや解説・指導なども必要になりますし、誰かがそばにいるだけで勉強をする意欲を引き出していくこともできます。
積極的に子供の学習に携わっていく姿勢で効率的な勉強を進めていきましょう。
声掛けは魔法の言葉
親の声掛けはとても大切です。
言葉一つで勉強をやる気にもなりますし、逆にやる気だったのに一気に気持ちが落ちてしまうこともあります。
できるだけマイナスな言葉を使わずにプラスの言葉をかけてあげること、できたことや頑張ったことに対しての声掛けなど、子供の気持ちを高めてあげるような声掛けをしていきましょう。
ピリピリした雰囲気で言うのではなく、スムーズな声掛けができるといいですね。
サポートと見守り
忙しい時は保護者のサポートも必要になってきます。子供一人ではなかなかうまくいかないこともあり、精神面・身体面含めて保護者がしっかりとサポートをしていくようにしたいですね。
さらにある程度高学年になってくると口を出されることを嫌がる傾向が出てきます。言いたいことをグッと我慢して見守ることも子供の成長や主体的な取り組みをする上で大切な事。ついつい口を出したくなることも多いですが、まずは自ら進んで行動ができるように見守り・サポートをしてみましょう。