小学生向けの通信教育は他の年代(幼児や中学など)に比べて数が多く、非常に多くの子供が学んでいる学習法です。

教材数が多いということは、それだけどの教材にすればいいのか迷うことがあると思います。結局はそれぞれの学びに合わせた勉強ができる教材を受講するのが一番いいのですが、まずは通信教育に求めているものやどんな力を伸ばしていきたいのかなどをしっかりと考えていきましょう。

2017年の小学生向け通信教育は大きく分けて4つのタイプの教材スタイルに分けることができます。

教材タイプの紹介と2017年の小学生通信教育の全体的なトレンドなどを考えていきたいと思います。

小学生通信教育の4つのタイプ

2017年の小学生通信教育における教材タイプを4つに分けてみたいと思います。

★「専用タブレット」タイプ

・スマイルゼミ
・進研ゼミ小学講座「チャレンジタッチ」

専用タブレットのみ、または専用タブレット+年数回のテキスト学習の教材スタイルです。

基本学習はすべて教材専用のタブレットで進めていくタイプで、勉強をすることに特化して製作されたタブレットなので記述する学習にも対応していますし多角的に学習をすることができます。優先的に勉強をするべき講座が表示されたり、理解度に合わせて勉強をすることができるのも大きなメリットとなるでしょう。

「専用タブレット」タイプ

★「タブレット×テキスト」タイプ

・Z会「タブレットコース」
・進研ゼミ小学講座「ハイブリッドスタイル」

iPadを活用したタブレット学習と、テキスト教材を組み合わせた勉強。

「Z会」の「タブレットコース」はよりタブレット学習に比重を置いており、「進研ゼミ小学講座」の「ハイブリッドスタイル」は毎月タブレット学習とテキスト教材で構成されています。このタイプのメリットは、それぞれの学習スタイルの利点を生かしつつ効率の良い学びができるところ。

「タブレット×テキスト」タイプ

★「テキスト」タイプ

・Z会「小学生コース」
・進研ゼミ小学講座「オリジナルスタイル」
・小学ポピー
・ドラゼミ小学生コース
・ブンブンどりむ

従来のテキスト教材だけを活用て勉強をする教材スタイルです。

テキスト型の教材では自ら学ぶ力や学習習慣の定着を身につけていくだけでなく、体験型教材や特別教材なども随時あるのが特徴。学校の授業と組み合わせた勉強や、各学習や自ら調べて考える勉強がしたい小学生向けの教材タイプではないでしょうか。

★「プリント」タイプ

・gambaエース
・いちぶんのいち

プリント教材で1日1枚というように計画的に取り組んだり、学習したことのまとめや実力チェックとしての活用法など自分なりの取り組みができるのが大きな特徴のプリント型教材。基本的に受講費も低くなっています。

他の学習法や通信教育と一緒に取り組むこともできるので比較的自由度が高い教材スタイルだと思います。

「プリント」タイプ

2017年はより個が重要になる

2020年には新しい学習指導要領になり、同時にICT教育がどんどん主流になったり、アクティブラーニングや英語学習など学校教育の方向性も今とは違ものとなることでしょう。

タブレット端末を活用した授業や電子教科書など様々な議論が行われています。

さて、2017年の小学生通信教育に話を戻してみると、上記のような教育の流れを汲みながらタブレット教材を中心に考える教材、従来のテキスト型学習のメリットを重視して学ぶ教材、この2つのタイプを軸により個々が求めている学びがしやすくなっていくと思います。

教材スタイルや学習コースの広がりで自分が求めている学びがしやすくなったと思います。

また、専用タブレットに代表される理解度の解析⇒個々にの学力に合わせた学び、テキスト教材でも自分の目標やレベルに合わせた教材・コースなど、より一層個人に沿った学びが注目されると思います。

数年前のように全ての人が同じ教材で勉強をするのではなく、教科書に合わせたり学習レベル・目標に合わせた勉強ができるようになっています。

「どの通信教育が良いのか?」ではなく「どの通信教育が自分に合っているか?」を考えて学ぶ教材を選んでみましょう。