読書をすると学力にも良い影響を与えます。
学校でも読書週間があったり図書室にはたくさんの本がそろっていますので、興味や好奇心の幅を広げていきましょう。

ベネッセ教育総合研究所の調査によると、読書量が多い子どもほど学力を伸ばしているという結果があり、特に算数に影響をするという調査結果になっています(→ベネッセ教育情報サイト)。

毎年実施されている「全国学力・学習状況調査」においても同様に読書活動が教科学力に影響を及ぼすことが確認されたという結論を論文で発表しています(→文部科学省)。

空いた時間を読書に費やしたり、毎日習慣的に本を読んだり、日々の生活の中で読書をする環境をつくって教科学力も伸ばしていきましょう。

年代別のおすすめの本の選び方

読書

「本を読む習慣を身につけたり」「たくさんの本を読んでほしい」と思っている保護者の方も多いと思います。

読書と教科学力の関係性だけでなく、本を読むことで語彙力・表現力・読解力・想像力などの力を伸ばすことができますし、知識などもぐんぐん広がっていきます。コミュニケーション能力や多様な考え方やモノの見方などもできるようになってくると思います。

でも、本を読むのが嫌いだったり、3日坊主で読書の習慣が身につかないといったことも良くあること。とくに集中力が長く続かない低学年、じっとしているのが嫌いな児童もいると思いますので読書週間を身につけるのに四苦八苦している家庭もあるでしょう。

そこで、今回は低学年・中学生・高学年の各年代別に子供の読書環境を豊かにする本選びのコツを紹介したいと思います。

「低学年」本を読むのが楽しい気持ちを培う!

読書のべーつや基本となっているのは「本を読むのが楽しい!」「本は面白い!」というような気持ちです。まずはこれからの読書のベースをつくる意味でも「楽しく本を読む」気持ちを育てていきましょう。

その為には、まずは子供が興味がある分野、関心が高い分野、好きな分野などを中心にした本選びがベスト。

例えば、子供が「車」が好きなら車がたくさん登場するお話だったり、「動物」が好きなら主人公や登場するのが動物の本を選択してみてもいいでしょう。

子どもの好きなものを引き出しながらそれに合わせた本を読んでいくことで読書をする楽しさや本の面白さを知り、さらにさまざまなKン深夜興味を広げていくと良いと思います。

「中学年」子供に合ったテーマの本を読んでみよう!

中学年になってくると段々とっ関心や興味も広がってきますし、個人差があるので子供が好きなテーマや興味や関心が高いジャンルの本を中心に選んでいくようにしましょう。

長編の本や難しい表現が出てくる本などを進められることもあると思いますが、中学年になったからと言って無理にそういう本を選択しなくて良いと思います。短い話をいくつも読むのが好きな子供もいますし、文章量が多いというだけで読む気持ちがなくなってしまう子供もいますので、一人ひとりに合わせたテーマで本選びをしていこう。

また、やることが増えたり宿題も多くなってくることで本離れが起きやすい年代でもあります。家庭で保護者がサポートをしてあげて読書をする空間をつくってあげると効果的。本が嫌いになる分かれ目でもあるので「本を読む」ことに対する自信を育てていくことができれば良いと思います。

読んだ本の内容について親子で話してみたり、一緒に本を読む時間をつくったりしながら読書環境をつくっていこう。

「高学年」幅広いテーマを提案してみよう

高学年になると長編ファンタジーやシリーズ物などを読むことができるようになってきます。

自立心も育ってくるのである程度子供の自主性に任せていくことがいいと思います。大人ぶって得た知識を披露したい学年でもあるので、そういった時は「そうなんだね!」「おもしろいな~」というように共感をしてあげると、本を読むことに対する気持ちも向上していくと思います。

適度なサポートをしていくことは必要だと思うので、それとなく本の話を振ってみたり、一緒に図書館や本屋さんに行ってみたり、本を読むきっかけを作ってあげると良いのではないでしょうか。

興味や関心、好きなジャンルも多様になってくるので、子供が好きな本をとことん読ませてみるのもいいこと。さらに「こういう本があるよ」「読んでみたけど面白かった」など、様々なジャンルの本を提案してみるといいですね。

本は楽しい!

本を読むことはとっても楽しいこと。
知らない世界を体感して知識も増えていきますし、想像の世界を旅して楽しむことだってできます。

保護者としては本の世界を楽しんでもらうためのサポートをしていきましょう。いくら「本を読みなさい」「毎日読む時間をつくりなさい」といっても、本人が本の楽しさを知らなければ単に苦痛な時間となってしまいます。

それぞれの子供や環境に合わせて、本の楽しさを実感できるようなサポートをしていこう!