漢字

国語の大きな領域にのひとつに漢字があります。

小学校6年間でで学ぶ漢字は1,026字(2020年度新学習指導要領より)。
学年別漢字配当表で各学年ごとの配当漢字が決まっています。教室に配当表が掲示されていたり、学年ごとに勉強をする漢字を適時目にする機会もあると思います。

国語学習の基本ともなる漢字。
漢字を知識として身につけていくことは読解力や表現力にも欠かすことができない要素ですし、日常生活においても漢字は必要です。

学年ごとに漢字をしっかりと身につけていくためにコツを低学年・中学年・高学年に分けて考えてみましょう。

漢字を楽しんでいこう!

漢字

漢字が苦手、漢字が覚えられない、など漢字への意識がよくない小学生もいると思います。特に学年が上がってくると難解な感じや意味や読みなどが複雑になってくるので、漢字嫌いになってくる子供も多くなります。

まずは漢字への興味を持つことが漢字を得意にしていくポイントでもあると思うので、低学年・中学年・高学年に分けて、漢字を好きになる、漢字に興味を持つアプローチを考えてみたいと思います。

低学年は漢字を楽しむ

「漢字ってカッコいいなー」「漢字を使えて楽しい!」というような感じを楽しむ気持ちを培っていきましょう。

特に最初はトメ・ハネといった細かい部分への注意が多くなってしまうことで、漢字が面倒なものと思ってしまいがちです。生活の中にある感じを意識させて生活から漢字に触れさせてみたり、買い物やお店で知っている感じを探してみたり、漢字を身近に感じることで好奇心が刺激されると思います。

親子で好きな漢字を書き合ってその理由を聞いてみるのもいいと思います。「カッコいいから」「意味が好きだから」どんな理由でも漢字への興味が高くなりますし探求心も芽生えてくる。

低学年で勉強をする漢字については、これからの漢字学習の基礎となるものです。書き順の法則やトメ・ハネ・ハライなど漢字の基本が詰まっているので、楽しく漢字に触れる環境をつくってみましょう!

中学年は正しい使い分けを意識

3年生・4年生では数多くの漢字を学習します。
同じ読み、抽象的な意味の漢字なども登場するので、使い分けることで漢字の楽しさや面白さを体感してみましょう。

漢字の部首や同音異字については常に意味を考えながら分類をする習慣を身につけておくと良いと思います。漢字からイメージして意味を推測したり、正しい漢字を使い分けるモトとなるので、使い分けや分類を大切にしながら漢字学習をしていこう!

例えば同じ部首の漢字を集めて、部首からどういう意味があるのかを考えてみる。魚の名前の多くには「魚へん」がついていますし、「さんずい」は水に関係をする漢字が多くあります。部首ら法則を探ったり意味を推測する習慣づけのひとつです。

さらに漢字辞典に親しんでおくこともおすすめ。意味が分からない漢字やはじめて出会った感じを辞典で引く習慣をつけておくことで、漢字への興味も広がっていきます。

高学年は実際に使って漢字を楽しむ

5年生・6年生ではさらに意味が難しい漢字や同音異義語などが多くなりますが、今まで勉強してきた漢字と合わせてキチンと使うことができるようにしていきましょう。

正しく生活に伝えるために漢字はとても必要なものです。漢字を使って人に伝えたり表現をすることで漢字を楽しむことができるように治ると、もっとたくさんの漢字を知りたくなってきます。

手紙や文章のやり取りだけでなく、読書をしていてであった漢字を調べてみたり、今の自分の気持ちを一文字で表してみるのも楽しいと思います。

習った感じが多くなってくると、思い出そうとしてもなかなか思い出すことができなかったり、同音異義語などでは特に間違いが多くなりますが、焦らずに辞書を引く癖をつけておくことで適時漢字を学べる環境にしておきましょう。

さらに生活のなかでも漢字を使っていくことで定着度も格段に上がります。お店でもたくさんの漢字が使われているので、漢字に親しみながら楽しんでいきましょう!

好きこそものの上手なれ!

漢字が苦手な子供は漢字を見るだけでもネガティブなイメージができてしまいます。

漢字を好きになること、そして漢字の奥深さや面白さを体感して興味を持って漢字に触れていくことが大切だと思います。

その為には、日常生活から常に漢字に触れる機会をつくっていくとよいでしょう。一緒にお出かけをするだけでたくさんの漢字にあふれていますし、家のなかでも新聞やテレビなどから漢字はたくさん使われています。

「これ読める!」「意味知ってるよ!」という言葉に反応をしてあげること、逆に「これはどう読むんだろう?」と質問を投げかけてあげること、さらに辞書を引く習慣も親と一緒ならスムーズにやっていくことができます。

漢字を楽しむことが漢字習得には大きな力となるのです!