タブレット端末を活用した学習教材の大手「スマイルゼミ」「チャレンジタッチ」「Z会」を比較してみたいと思います。多くの小学生が自宅での学習法としてこの3教材を選択しています。
学校でもICT教育が導入され、社会でもリモートによる在宅ワークや副業などが定着してきています。
タブレット端末を活用した学習メリットは多様にあり、上記3教材については特に内容や学びの質も高く評価されているのでおすすめです。
実際の使用感なども含めて多面的に比較をしてみたいと思います。
タブレット教材を比較
「スマイルゼミ」「チャレンジタッチ」「Z会」のタブレット学習についていくつかの角度から比較をしてみたいと思います。
自宅学習のメインで考えている人も多いと思いますので、それぞれの教材の特長を確認してみましょう。
基本情報
「スマイルゼミ」「チャレンジタッチ」は学習専用の端末を活用して学ぶスタイル、「Z会」は市販のiPadを活用して学ぶスタイルになっています。
「Z会」のタブレットコース対応学年については、本年度(2020年度)から1年生コースが開講。2021年度には2年生コースも開講して全学年が学ぶことができるようになります。
対応教科については主教教科+英語・プログラミングをすべての教材で学習可能。「Z会」ではさらに教科の枠を超えた取り組みで多様な力を育む「総合学習」があります。
受講費については1年生のコースで比較をしています。学年が上がれば基本的に受講コストも上昇するので、子供の学年の受講費を比較していくようにしてください。
機能・システム情報
「スマイルゼミ」はすべての勉強を専用タブレットだけで進めていきます。「チャレンジタッチ」「Z会」は毎月ではありませんがテキスト教材が適時届くシステムになっています。
個別の添削指導も「チャレンジタッチ」「Z会」で受けることができる。
保護者向けのサイトやアプリで学習の状況や取り組みを確認したり、子供とのメッセージのやり取りや学習報告はすべての教材でできるので、子供の理解度や進捗などをちゃんと確認して管理することができると思います。
ネットへの接続への不安や心配があると思いますが、「スマイルゼミ」では安心してネットを利用できるシステムになっており、「あんしんインターネット」で調べ物をすることができます。閲覧履歴を確認したり利用時間設定もできるので、ネットの利用法を学びながら安全に使うことができると思います。
「Z会」は市販のiPadを活用するので、ネットやアプリについては親子で利用の確認をするなどの対応をしておきたいですね。
学習内容など
学校で使っている教科書に合わせた学びができる「教科書準拠」。教材によって対応している教科に違いがありますので確認をしておきましょう。「Z会」では国語はあえてオリジナルカリキュラムで豊富な文章に触れていく方針。
「スマイルゼミ」では授業に沿って基礎から力を着実に培う「標準クラス」のほかに、講座数・学習時間も多く応用レベルの問題にチャレンジしていくことができる「応用クラス」を選択することもできます。
中学受験については、「スマイルゼミ」は応用クラス、「進研ゼミ」はオプション教材、「Z会」は中学受験コースで対応していくことができますが、おすすめは「Z会」です。
継続性を考えてみよう
簡単に「スマイルゼミ」「チャレンジタッチ」「Z会」を比較してみました。
小学生の年代では、勉強への意欲・やる気、安定した学習習慣を培っていくことが大きなポイントとなります。しっかりと続けていくことができるか、学校や宿題などを両立ができるか、習い事やほかの学習法と並行して取り組みができるかなど、総合的な視点から「継続性」を考えて比較をしてみるといいと思います。
良質な取り組みができる教材であっても続けていけなければ効果は期待できません。
自宅での学びの環境をつくり、安定した取り組みの継続と自ら学ぶ姿勢をタブレット教材で伸ばしていきましょう。