夏休みが終わると3学期制の小学校は2学期へ。

楽しかった夏休みから普段の生活に戻って学校を中心とした生活サイクルになるので体調を崩してしまう子供も多く、気温の急激な変化など気を付けておきたいことがあります。

もちろん夏休み中も計画表や生活習慣チェック表などによって規則正しい生活をするように心がけていたと思いますが、必ずしも早寝早起きができたわけではないと思いますし、身体も休み慣れしてしまっている部分があるので2学期のスタートはいつも以上に子供の様子を確認しておくようにしましょう。

そして学習面においては、1学期よりも難しい単元や次のステップに進む重要単元などが登場します。

2学期の学校生活を充実したものにしていくために、保護者が家庭での環境をつくってあげてください。

いよいよ2学期のスタート!

小学生

夏休み明けの2学期のスタートに確認しておきたいこと、注意しておきたいこと、チェックしておきたいことなどを、生活面・学習面・心理面の3つの角度から考えてみたいと思います。

生活面

規則正しい生活習慣!

まずは生活面を休みの習慣から学校の生活に戻さなければいけません。

毎朝規則正しく起きる、夜は早く寝るといった基本的な学習サイクルをちゃんと作っていくこと。

夏休み期間はついつい夜更かしをしてしまったり、朝起きるのが遅くなっていたり、食事の時間もばらばらだったかもしれませんが、学校がはじまればそういった生活習慣はNG。

基本的な学習習慣が成長期の小学生にとって必要不可欠なことですし、自律した行動や体調管理、勉強面においても良い影響を与えてくれることになります。

まずは生活面をしっかりと管理していくようにしてください。

また、学校生活の疲れも出やすくなったり、季節は夏から秋に移り寒暖差が激しくなる季節でもあるので、子供の体調についてはいつも以上に気にかけて随時休息や睡眠などを促していきましょう。

学習面

学習習慣と授業理解を基本とした家庭学習!

学習面においては、夏休みまでに勉強をしたことが基礎となる単元や、少し1学期よりも難度の上がる単元などを学びます。

そのため、家庭での学ぶ環境と習慣が学力定着にはとても重要。

授業で勉強したことを家で復習をしたり、授業では理解できなかったことをちゃんとおさらいして理解定着を進めていきましょう。

宿題・課題は、「学校から帰ってきたらすぐにやる」「○○時までに終わらせる」というように目標を立てて毎日取り組んでいくことで学習習慣をつくることができますし、意識的に宿題をする学習サイクルをつくって帰宅後のタイムテーブルにもメリハリをつけることができます。

保護者としては自発的に勉強ができるような環境をつくることを一度考えてみましょう。勉強をする場所、時間、教材・教具、教え方や勉強への関わり方など、学ぶ環境を整えていくことで自学自習を促して家庭学習の充実を!。

心理面

家庭でのコミュニケーションをとっていこう!

学校に対する不安や葛藤があったり、何かしらの苦しい思いをしている可能性など、2学期のSTARとは心理的な負担が大きくなる場合があります。

まずは可能な限り家族で話す環境をつくり、どんなことでも子供の話を聞いてあげるながらコミュニケーションをとっていきましょう。自分の気持ちをしっかりと聞いてくれる安心感が学校への不安などを取り除いていくことにつながるので、積極的に子供と話をしていきましょう。

さらに子供の行動の観察もしていきましょう。
例えば「学校の話をすると表情が曇る」「以前よりも表情に豊かさがない」「ネガティブな発言が多くなった」「言動の変化」「食欲がない」「やる気がなくなった」など、今までの生活や行動との変化や学校とそれ以外の相違などをちゃんと目を配っておくこと。

ケースにもよりますが温かく見守ったり声かけをしてたり、親がちゃんと相談に乗ってあげることができる環境をつくったり、子供に寄り添って成長していくことができるような接し方をしていきましょう。

さらなる成長をしていこう!

2学期は大きく成長をしてほしい学期です。

夏が終わり今の学年の生活サイクル・学校での生活にも慣れてきたからこそ、新しいことをはじめたりするにもとても良い時期です。

通信教育を夏休み明けからはじめる小学生も多く、スポーツや習い事などもはじめやすい学期ではないでしょうか。

子供が「やりたい!」「はじめてみたい!」というものがあれば、そういった意欲をしっかりと組んであげることでグングン伸びるきっかけになります。

無理や負担が大きくなるようなことだけは避け、それぞれが成長のできる2学期になるようにサポートをしていきたいですね。