通信教育に限らず「なんだかやる気が起きない・・・」「勉強をするまでに時間がかかる」というように勉強への意欲ややる気が落ちてくることはよくあることです。
年間を通してずっと学習への意欲やモチベーションを高く持つことは逆に難しいので適度に休息も必要かもしれませんが、それでもダラダラしたり意欲やモチベーションが下がりすぎてしまうことを防いでいかなければいけません。
親としてもイライラしたり焦りも出てくると思いますが、声がけをすることでやる気を促してモチベーションを上げてあげることでやる気をアップ!
小学生の年代では親の接し方や声がけでいくらでも子供のモチベーションは変わってきますので、子供にも親にもストレスがないような声がけをしてみましょう。
やる気がでない原因・要因は様々です
子供や環境によってやる気が起きない要因や原因は様々です。
その要因に応じた声がけをすることが必要で、的外れな声がけをしていると反発されてしまったり逆にモチベーションが下がってしまうこともありますので、子供の様子を観察したり話をしてコミュニケーションをとりながらやる気が起きない要因を確かめていきましょう。
例えば「勉強が難しくてわからない」「勉強以外にやりたいことがある」「友達関係で悩んでいて勉強に気持ちを向けられない」「忙しくて体が疲れている」「何をやればいいのかわからない」などなど、もちろん一つだけでなく複数の要因が絡んでいることもありますが、適切な声がけをするためにも要因を確認しておくことは大切な事です。
強要・比較・否定はやめよう
声がけはやる気を引き出したりモチベーションを上げることができるだけでなく、言い方や言葉を間違えるとみるみる子供のやる気を奪ってしまうことになりかねません。
具体的にどういったことがいけないのか、大きく3つの要素を紹介しておきたいと思います。
× 強要
「勉強をやりなさい」「勉強をしないと夕飯抜きだよ!」というような強要。
× 比較
「お兄ちゃんは勉強がよくできるのにダメだね」「○○ちゃんは頭がいいのに何でできないの?」というような比較。
× 否定
「やったって駄目だよ」「いくら勉強してもできっこない」というような否定。
上記のようなことを言うことはないかもしれませんが、ついついイライラすると「勉強をしなさい!」と強要したくなると思いますし、ほかの子供と比べて焦ってしまうこともあると思いますので、そういった時は一呼吸おいて子供の気持ちを考えるようにしましょう。
声がけ例
それではいくつかのタイプで声がけの例を考えてみたいと思います。
それぞれの子供や課程によって環境や性格も違うと思いますので、各家庭なりのポジティブな声がけをするようにしていきましょう。
なかなか勉強をやらない場合
なかなか勉強をはじめなかったり、ダラダラしていると「早く勉強をしなさい!」と言いたくなりますが、やる気を引き出して後押ししてあげるような声がけをしてみましょう。
<声がけ例>
「そろそろやっちゃおうか~」
「今日は早く終わらせようか!」
「何時からはじめるか一緒に決めよう!」
「夕飯までに勉強を終わらせちゃおうか!」
学年にもよりますが時間を意識させると効果的です。自分で「○○時からやる!」ということで約束事・決めごととして取り組むことができるようになるので、自立した学びへの効果も期待できると思います。
集中して勉強ができない場合
勉強のとりかかっても集中が続かなかったり他の事に目移りしてしまいなかなか勉強が進まないケースもあると思います。こういった場合では勉強をする場所や周りの環境などを整えていくことが必要になりますので、家庭での学び環境から考えてみましょう。
<声がけ例>
「どう?進んでる?」
「量が多いけど頑張ってるね」
「さすが!もうここまで終わってるね」
「あともう少し、頑張ろう!」
「集中してやりなさい!」「まだここまでしかできていないの?」と言いたくなるところですが、ぴじてぃぶに前向きな声がけややったことに対して褒めてあげるような声がけで勉強を促してみましょう。
勉強が難しい場合
学年が上がればだんだんと学ぶ単元内容も難しくなってきます。分からなかったり理解ができないとやる気が下がってしまうことはよくあること。しかし個々でちゃんと勉強をしないと先の単元につながっていきませんので、声がけをしてやる気を引き出していきましょう。
<声がけ例>
「頑張っているね」
「よくできたね」
「分からないところは明日先生に聞いてみようか」
難しいという理由で勉強から逃げてしまわないように、難しいからこそチャレンジしていく気持ちを伸ばしてあげるような声がけができるのが理想だと思います。
日常生活からコミュニケーションを!
勉強の時だけ声がけをするというよりも、日常生活の中から勉強への意欲ややる気を引き出してモチベーションを上げていくようにしていきましょう。
学校の様子や勉強のことについてなどだけでなく、自己肯定感を高めていくような会話やいつでも見守っている安心感などを与えてあ下れるようにコミュニケーションをとっていきたいですね。
勉強へのやる気や・意欲の素を日常生活から培っていこう。