小学6年生は次年度中学校へと進学をします。

小学校6年間で様々なことを学んで大きく成長したことと思いますが、中学校への進学は今までの学習や生活が大きく変わります。

そこで、中学校入学までの時間を利用して準備をじっくりと進めていくことをおすすめします。

といっても、肩に力を入れることなく徐々に無理のないペースで取り組んでいければいいと思いますので、半年とか3ヶ月とかの長期のスパンで中学準備ができればいいですね。

スムーズな入学と進学後にしっかりと伸びていくための土台をつくっておきましょう。

中学入学までにやっておきたいこと

中学入学準備

中学入学までにやっておいた方がいいこと、取り組んでおくべきこと、身につけておきたいことなどを考えてみましょう。

生活面においても部活動がはじまったり通学環境が大きく変わります。学習面でも中学校では授業のスピードも速くなって個別に対応をすることが難しくなりますし、当然学ぶ範囲や内容も広く深くなっていきます。

まずは入学後に中学校生活にスムーズに慣れ、学習面においても授業に後れをとらないようにバランスよく力を伸ばしていくことができるようにしていきたいですね。

その為に、小学6年生のうちに準備しておきたいことを5つの角度から考えていきます。

小学校の総復習

まずは小学校で学んだ範囲の総復習をして、小学校範囲の単元をしっかりと定着させておくことが最も大切な事です。

中学校ではより勉強・学習といった部分が軸となりますし、中学授業では小学校範囲ができていることを前提とした学習が基本となってきます。

その為、小学校範囲の理解が不十分だとそもそもスタートから授業についていくことができなかったり、弱点や苦手があると中学校の単元にも影響をしてきます。

そいっても1年生からのすべての単元を総復習する必要はありません。苦手単元をあぶりだして対策をしたり、中学校につながるような単元を重点的に総復習することで効率のいい総復習を実践していくことができます。

子に部分については、通信教育などを活用することでとても効果的な学びをすることができると思いますので、積極的に教材や問題集などを活用してみましょう。

学習習慣を定着させる

中学校では学校の授業時間だけですべて理解したり暗記したりすることは難しい、というか無理に近いと思います。

だからこそ、それぞれ学校外での勉強の質や取り組み方が学力の差となり、テストの点数や成績へと反映されます。

まずは、習慣的に勉強をする環境づくり、毎日継続的に勉強を自宅でする習慣作りを進めておくことが大切。中学校に進学したからと言って急に自宅で勉強の習慣をつくろうと思ってもなかなかうまくいきませんので、入学前にある程度自然な習慣作りを進めておくことが大切です。

中学校へ進学をしたことをイメージして、自分なりの学習環境をつくってみましょう。

学ぶ姿勢や意欲を培っていく

自発的な学びや自学自習の習慣を培っておくこと、率先して自ら学ぶ姿勢や学習に対する意欲を伸ばしていくことは、中学校の学習ではとても大きな意味をもちます。

与えられた宿題や課題だけではなかなか学力を高めていくことはできませんので、自ら進んで学ぶ姿勢のあるなしが学力差となり成績に直結することもあるでしょう。

まずは基礎学力を培っていくことで学びに対する自信を伸ばし、入学後をイメージした学びを進めてみましょう。「できる!」「わかった!」という体験を積み重ねていくことで意欲は伸びますし、興味のある分野や知的好奇心を刺激する題材などに取り組んでみてもいいと思います。

学ぶことにネガティブなイメージを持つのではなく、「もっと知りたい!」「もっと学びたい!」という意欲を高めていくような取り組みをしてみましょう。

中学の先取りにチャレンジ

中学校範囲の先取りは小学校の総復習が終わってからでいいです。

中学校の単元に触れておくことで、中学校の勉強のイメージをしやすくなりますし、入学後もスムーズに授業に入っていくことができると思うので、準備として先取り学習を進めていくのもおすすめです。

ちゃんと理解定着させることが目的ではなく、まずは中学校の学びに触れてみることを優先させて構いません。中学の様子を知っておくことだけでも大きなプラスとなるのです。

先取りは余力がある場合だけでいいと思います。

生活習慣・生活リズムを整える

生活面に関しては規則正しい生活のリズムや、基本的な生活習慣を身につけておくことが非常に大切。

自分でできることは極力自分でやるようにしたり、準備や計画などの行動、早寝早起きの習慣作りなどを含めて生活面を総合的に見直していきましょう。

中学校では小学校とは生活リズムが異なりますし、部活動や学校生活なども忙しくなったり疲れも出やすくなります。

健康的な生活や睡眠などは学力にも密接に関係してきますし、規則正しい生活リズムをつくってこそ勉強も計画的に取り組んでいくことができるようになります。

入学後を見据えてしっかりと生活の基盤づくりをしておこう。

無理なく段階的に取り組んでいこう

中学入学準備は無理をしては逆効果になってしまうこともあります。これもしなければ、あれもやっておかなければ、といろいろ詰め込んでしまうと不安になってしまうことでしょう。

ですので、段階的に無理のないペースで取り組んでいくことが重要。

やるべきことをピックアップして、じっくりと定着や成長をすることができるようにしておきたいですね。

できなかったことは無理にやる必要はないと思います。
入学後でもじっくりと中学校の生活に合わせていくことは可能なので、まずは小学校の残りの時間を有意義に過ごしながら、それぞれのペースで入学準備を進めていこう!