小学6年背は中学進学に向けて徐々に入学準備をしておきたい学年。

準備なく入学してしまうと、小学校範囲の理解不足により授業理解ができなかったり、中学の授業スピードについていけなかったり、スタートからつまづいてしまいます。

まずは小学校範囲の総復習をして土台を固めておくことが何よりも大切で、小学校で勉強をしたことをちゃんと理解定着させておくように段々と総復習をしていくようにしましょう。

個別に弱点や苦手がある場合はしっかりと対策をしておくべきですし、家庭での自立学習や自学自習の習慣も身につけておきたいですね。

こういったものは急に定着できるものではありませんので、無理なく定着させていくためにも長期的な視点で取り組んでいくようにしましょう。

中学校の勉強のやり方を知ろう!

中学生

小学校の勉強と中学校の勉強は大きく変わります。

学習範囲も広くなりますし教科も増え、もちろん学習する内容も難しくなっていきます。さらに部活動や学校生活など時間も効果的に使って確かな学力を培っていかなければいけません。

一人ひとりに合わせた授業はできませんし、一度授業に後れをとってしまうとその後の授業理解も難しくなりますし苦手意識が芽生えてしまうことでしょう。

そうならないために、上手な勉強のやり方を効率よく自宅で取り組んでいき、家庭から学びの土台をつくっていくことが大切です。

小学生の今だからこそ中学式の勉強法にトライしてみて、中学進学後も伸びていくための土台をつくっておきましょう。

ポイントに絞った学習

小学校の時よりも部活動や学校などで忙しくなる中学生は、なかなか学習時間を確保することが難しかったり疲れでモチベーションが上がらなかったりと、家庭学習をじっくりと取り組むことができないケースが多くなります。

だからこそ効率よく短時間で成績を上げていくための学び方が求められます。

成績を伸ばす重要ポイントに絞って学習をしたり、重点・要点をしっかりと整理して学習を進めるなどの学習法で、成績アップを軸にした学習を実践してみましょう。

例えば教科書の太字で書かれている個所や授業中に先生が重要だといった個所などを中心にした学習をすることで、ポイントを押さえた学習をすることができます。

さらに通信教育などでは要点・重点がしっかりと整理されているので、効率のいい学習にピッタリです。

考え方・解き方を理解する学び

ただ単位答えが合っていればいいというものではなく、考え方や解き方からしっかりと理解をしていく学習が必要になります。

例えば問題を解いて丸つけをした後に、正解をしていたからもういいや!とそのままにしてしまうと、「理解しているつもり」「分かっているはず」といった曖昧な部分を放置することにつながりかねません。

特に間違えた問題ではしっかりと考え方や解き方などの家庭をしっかりと確認をすること。答えが合っていても解説などを読んで再度確認をすることをおすすめします。

考え方から整理をして理解定着させていくことで深い理解ができるだけでなく応用的な力も伸びていきますので、類似問題や数値や値が変わる問題を反復学習するなどして考え方・解き方をちゃんと理解していくことに重点を置いていきましょう。

理解不足はさかのぼって対策

単元理解ができないとき、実はそのもとになっている単元や基礎ができていないケースが良くあります。

基礎から学力を積み上げることは勉強の基本です。ひとつひとつしっかりと定着させていくことが王道だからこそ、理解できない単元に出会ったらそのもととなる単元までしっかりと遡って対策をする習慣を身につけておきましょう。

さらに時間が経ったことで忘れてしまっていることや分からなくなってしまったことなどもあると思います。そういった場合でも迷うことなく復習をする習慣を身につけておくことが中学学習では大きな武器となるでしょう。

基礎理解の手間を惜しまない勉強法は、いまだけでなく必ず将来伸びていくために必要なことです。

効率的な勉強をするクセをつけよう!

一つ一つ丁寧に学んでいくことも大切ですが、中学校ではより効率よく学力を定着させていく勉強が求められるようになります。

忙しい中で多くのことを学習するからこそ、学習の効率化は必須。上記のようなことを念頭に小学生のうちに中学式の学習法を定着させて、入学後にもしっかりと伸びていくための土台をつくっておこう。

最初は上手にできなくても問題ありませんし、中学校を意識した学習をすることで自分なりの勉強法が見つかってきます。

効率よく学力を育成し、家庭から学びの基礎を培っていきましょう。